選択基準と除外基準
参考:国内第Ⅱ相試験(国内における医師主導治験)1)における選択基準及び除外基準
主な選択基準
1. | 組織診又は細胞診により確定診断された癌性胸膜炎を有する患者 |
2. | 悪性胸水による呼吸困難等の症状を有し、そのコントロールが治療上優先される患者 |
3. | 胸腔ドレナージチューブによる胸水排液で十分な肺の再膨張が認められる患者 |
4. | 胸水の排液により呼吸困難等の症状の緩和が得られる患者 |
5. | 胸膜癒着術後30日間以上の生存が期待される患者 |
6. | 悪性胸水排液後、Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG)※ performance status(PS)0~2である患者 |
7. | 20歳以上75歳以下である患者 |
※: Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG):米国東部癌治療共同研究グループ
主な除外基準
1. | タルクに対して過敏症の患者 |
2. | 塩酸リドカインに対して過敏症の患者 |
3. | 重篤な感染症を合併している患者 |
4. | 肺に高度の気腫や線維化を認める患者 |
5. | 同意取得時に心不全の治療を受けている患者 |
6. | 同意取得前30日以内に心筋梗塞の既往のある患者 |
7. | 高度血液凝固障害を有する患者 |
8. | 胸水の排液後、室内気でSpO2が90%未満の患者 |
9. | 著明な胸膜癒着を認める患者 |
10. | 両側の胸膜癒着が必要と考えられる患者 |
11. | 患側の肺切除術、胸膜肺全摘術などの胸腔内の外科的処置既往のある患者 |
12. | 患側の胸膜癒着術既往のある患者 |
13. | 同意取得時にコルチコステロイドの全身投与(経口又は静注)による治療を受けている患者 |
14. | 妊娠中あるいは授乳中の患者 |
- 社内資料:悪性胸水に対する臨床試験